妊娠後期34w 残尿感

そろそろ妊娠9ヶ月も終わりに近付いてきた34w後半、急に夜中の残尿感に悩まされ始めた。臨月からそうなるだろうなぁと覚悟はしていたのに、胃もたれの時と同じく予想より1、2週間先回りして次フェーズの代表的な不快症状に悩まされるようになる。毎度心の準備が出来る前にいきなり苦しむハメになっているような気が…。妊娠中期以降の教科書、括りが大雑把じゃなかろうか。

頻尿といえば、初期の頃の「またトイレかよ！もう～！」みたいなのを予想していたのだけど、実際は少し違う。一応1時間～2時間はもつのだけど、とにかく残尿感が酷いのだ。出し切ったと思って布団に戻った瞬間、堪えきれないムズムズ感に襲われてまたトイレに立つ。そして案の定ろくに出ない。でもこの2回連続の儀式を終わらせないとムズムズジンジンと股間が蝕まれる感覚がなくなってくれず、一向に寝れやしない。

トイレと部屋の往復計3回で朝を迎えていた日々は終わり、これからは最低6回トイレに行くことになるのか。絶望。

ママが夜中の授乳に慣れるようちょいちょい目が覚めるホルモンが出て眠りが浅くなります、と各所に書いてあるのを見かけるたびに、余計なお世話すぎる！今くらい寝かせろ！と思っていたけれど、この頻尿というか残尿感は眠りが浅いとかそういうレベルを通り越して睡眠妨害である。最初は膀胱炎を疑ったけれど排尿痛、尿混濁、異臭、血尿があるわけではないので、あ…こりゃ膀胱が限界まで圧迫され始めたんだ…と悟った。つまりお薬を貰って治るわけではないという…辛い。

ちゅんちゅん小鳥が鳴くくらいの時間に起きると、もう諦めがつく。昼間に不足時間分を補って寝ればいいか…とチベットスナギツネの顔をしながらお布団の中でスヤスヤ眠る旦那を見る。羨ましい。一度も目覚めずグースカ寝れるなんて！幸せなヤツめ！ちくしょう！

妊娠して以来そんな当たり前だった日常からかけ離れた毎日を送っているせいで、心が病むというものだ。こんな早起き何年ぶりかしら？きっとラジオ体操に行けちゃうな。初期の頻尿とは質が違うゆえに、これはこれでやっぱり辛い。産むまでこんな毎日かと思うと、気が滅入る…。世間が後期になると早く産みたいと口を揃えて言う理由がわかった気がした。

夜の胃もたれが始まって早2ヶ月。早くお腹が下がって欲しいとずっと願っていた。おそらく残尿感が始まったということはお腹が徐々に下がってき始めたのだと思う。

まだ目に見えて下になったなーというわけではないものの、実際、一度に食べれる量は変わらないがお腹が空く時間は早くなり心臓や肺の苦しさがピーク時より少なくなったのを感じていた。上がぎゅうぎゅうしていたのが下がってきたなら今度は腸～膀胱が悲鳴を上げるのは当たり前のことだった…。

あーーー辛い！！結局最後までマイナートラブルには振り回されるんだな…と遠い目をした朝なのだった。