33歳オタクの妊娠日記

ビギナー妊婦が自分を奮い立たせるための記録

産後の体調 ①入院中〜産後一週間

早いもので産後一ヶ月。

妊娠中はとにかく自分の身体の調子と、無事に産めるかという不安、ベビーグッズの準備、お産までの流れ…などで頭がいっぱいだったので、産んでから気付いたことがある。私、産後の肥立ちについてろくな知識がないぞ!と…。パパママ学級で一ヶ月は安静と教わってはいたけれど、具体的にどうボロボロなのか身をもって知ることになったのだ。


産後の身体はボロボロなんてもんじゃなく、悲惨も悲惨なありさまとしか言いようがなかった。陣痛開始から24時間以上かかり、また子宮口全開の最大に痛い陣痛から二時間いきみ続ける難産かつ出血が多く会陰切開と裂傷が肛門近くにまで至ったせいで、安産だった友人達に話したら同情されたレベルに体調が悪かったのだ。


ここは妊娠記録日記ではあるものの、もし今妊娠中の誰かがげっぷつわりなどのキーワードでここへたどり着き(ほぼげっぷの話しかしてなかったからそれしか思い当たらない)当ブログを読んでいる可能性が1/10000000くらいの確率でなきにしもあらずなので、ここからはしばらく事例のひとつとして産褥期のズダボロ具合を書き留めておこうと思う。世の中、産後の肥立ちに関するリアルな情報が少なすぎる気がする。産後まで、おもてたんとちがう!現象に見舞われるとは…。新生児のお世話でバタバタだから仕方ないけども…。


①入院中〜産後一週間


◆鉄欠乏性貧血

出血が多かった影響で産後ヘモグロビンの数値が悪化。通常の半分しかなく、毎日鉄剤摂取&里帰り先の地域で病院を探し週に二回鉄の注射をしに通院するはめになった。もちろん歩けないので往復タクシー。財布に大打撃。常に唇が白く、フラフラクラクラぼんやりしていた。


◆骨盤

グラグラで産後一週間ほど90度腰が曲がった婆さん歩きしか出来なかった。歩こうとすると子宮がズッシリ重く感じ(骨盤が開きまくってるから普通は支えられるはずの内臓たちをうまく支えることが出来ず、下へ下へと重量を感じてしまうため)シャワー室に行くのも壁に手をやって少しずつ移動した。鉄の注射を打つ時も待合室にいたお婆さんの方がスタスタ歩いていた件。

産院からdaccoの骨盤ベルトを貰ったので装着したらビックリするほど歩行がマシになり一週間つけて生活したら腰の曲がりが治った。骨盤を締めるの大事すぎる。


◆会陰

切開&裂傷が肛門近くまで至る。縫うのに一時間半かかった。痛すぎてドーナツクッションなしで座ることは不可能。毎日処方されたロキソニンを飲まないと痛い。


◆後陣痛

退院するまでは一日2回ほど、あ〜お腹痛いなぁ…と、生理だったら真っ先にイヴ飲んでるくらいの痛みがある。ロキソニンを飲めば緩和されたので初産なこともあり後陣痛はさほど辛くなかった(むしろ会陰の方が痛かった)


◆悪露

鮮血&大量。まさか実際経験するまで、こんなに量が多いと思わなかった。入院中は産褥パッド、退院後は生理用ナプキン夜用が嘘のような速度で消費されていく。毎日20代前半女性の生理二日目くらいの量が出る。生理用ナプキンを大量に買うはめになり経済を回している感が半端ない。


◆おトイレ事情

最大陣痛=猛烈な便意だった為、しばらくおトイレをしたい感覚がトチ狂った。出産日はお産が終わったのに出ないはずの便意(いきみが長過ぎてどうにかなっていたんだと思う)が余韻みたいに続いていた。もちろん、痛みはもうないけれど。そして下剤を飲んでも排便出来ず浣腸コースへ…。排尿も、したい感覚はあるのにうまく出来ず産後2日目まで尿道カテーテルを余儀なくされた。アレは、地味に痛い。ちゃんと自力で出せた時はホッとした…。幸い、退院してからは嘘のように便秘が治った。


◆お腹の皮

ふにょんふにょんの厚みある皮と肉が下腹部に残り、妊娠5ヶ月くらいのウエストになった。久しぶりにおへそが戻ったが、何故かくぼみが妊娠前より大きくなった気がする。正中線はくっきり残っていて、消えるまで一年以上かかるらしい。


◆体重

妊娠で増えた体重は最終的に+4.5kg

退院時の体重は-4.2kgだった。

体型はガタガタだが、体重の数値だけに関しては入院中にほとんど元に戻った。

 

◆足の浮腫み

妊娠中浮腫み知らずだったのに、産後見たこともないくらい足が浮腫んでしまった。クリームパンの如し。ムッチムチ。分娩台にいた時間が長かった&産後は水分を溜め込みやすいらしい。着圧ソックスを三日三晩履き続けたら治った。


◆免疫力

ないに等しい。退院後すぐに風邪をひき、おまけに諸症状全部盛りだった。上記のボロボロな身体で風邪をひいたので咳をするたびにあちこちに響き死ぬかと思った。産後の身体×睡眠不足×止まらない咳×高熱という地獄。治るのに10日もかかった。


◆メンタル

ひどい。その一言に尽きる。毎日号泣。夜勤(夜の授乳)による寝不足により基本的にマイナス思考なのに、里帰り先の実親から事あるごとに心無い一言を浴びせられ続け(いつもならスルー出来るような言葉もホルモンバランスの崩壊により全力で曲がった方向に受け止めてしまうメンタル)、上記のような体調不良何重がけ状態になり、産後うつ寸前に陥る。

※産後三週〜里帰りをやめ自宅に戻り、夜勤を交代してもらうようになったら風邪も治ってメンタルも徐々に回復してきた。あのままだったら精神科通院不可避だったと振り返って思う。産後うつの恐ろしさを実感した。