33歳オタクの妊娠日記

ビギナー妊婦が自分を奮い立たせるための記録

妊娠後期29w 味覚がおかしい

相変わらず夕飯後は熱い(食道が嫌な感じがする)げっぷが出て恐ろしいので毎晩先生が処方して下さった胃薬を飲んでいるのだけど、それとはまた別に、どうやら味覚がおかしくなってきたみたいだ。よりにもよってこれからの季節大活躍する煮物。なにを作っても不味すぎてやばい。とても良い匂いがするのに、たとえ好きな食材で作ろうとも出汁そのものがダメみたいで食べれない。

最初は自分の味付けがおかしいのかと思ったが、旦那曰くいつも通りの味とのこと。実際妊娠前の作り方を変えていなかった。

全部ダメなのか判断するために出汁が最初から用意されている時短簡単キットの煮物系を試してみたところ、案の定……口が不味くて無理だった。ちょっと前まで凄く美味しく食べれたものがダメだったので、ああ、これは完全に味覚がおかしくなったやつだ…とついに諦めがついた。鍋ものはストレートつゆなら今のところまだ大丈夫だけど、鰹出汁ベースの和食を食べると口の中が不味すぎて一晩治らない。

これも所謂ホルモンバランスが以下略なんだろうなぁと。なんで後期になってまでこんな現象起きるんだ〜〜!!も〜〜ただでさえ白米が食べれないのに大好きな和食の煮物までダメになるとは……。


更に、安定期以降快便だったのにお通じの調子が乱れてきた。後期に入ってから徐々に排便ペースが一日置きになってきている。話には聞いていたけれど、腸が子宮に圧迫されすぎてるせいなんだろうなぁ。いかにビフィズス菌オリゴ糖を摂取しようと物理的に渋滞しやすくなってると。とはいえ、老廃物はきちんと出さないと身体に悪い上、つわり終息期に味わったあの苦しい胃の膨張感を思い出すと恐ろしいので、万が一にも二日連続で出なかったら酸化マグネシウムに頼ろうと思う。


初期よりは5億倍くらいマシだけど、後期は後期でやっぱり別の辛さがあるなぁと噛みしめる毎日なのだった…。

妊娠後期28w 不快症状

マイナートラブルと呼ぶより不快症状と呼んだ方が深刻度が増すかなと思い、あえてこのタイトルに。

 

継続されているものと終わったものがあるけど、妊娠してから体験したあらゆる不快な症状を書き連ねてみようと思った。とりあえず妊娠発覚時から経験した順で。


動悸

息切れ

体力低下

悪寒

吐き気

えずく

食欲不振

味覚変化による偏食

口の不味さ

唾液過多

痰過多

頻尿

胸の痛み

体温上昇によるダルさ

不眠

口が渇く

お風呂の湯気で吐き気

歯磨きで吐き気

便秘

おなら多い

胃の膨満感

げっぷ過多

胃酸逆流

胃痛

胃もたれ

坐骨神経痛

乗り物酔いやすい

食事量の激減

頭痛

耳管開放症

外痔核

お腹の張り

鼻血

腰痛

肩こり

胸部発汗

暑がり

足筋肉痛

腱鞘炎

呼吸困難

情緒不安定

恥骨痛

 

これらに加えてなんちゃら菌防止のため食べれない食材多数+マタニティマークも堂々とつけられない世の中+スマホながら運転のチャリンカスやら歩き煙草野郎に心の中で呪詛をぶつけるetc…


HAHAHA………

なんすかこれ………

……なんぞこれマジで……

妊婦辛すぎ……


………いや、本当、よく頑張って耐えたと思う。現在進行形でよく耐えてると思う。男性はこれを経験せず子を持てるなんて羨ましいと心から思う。とはいえパパの自覚は産まれてから芽生えても仕方ないなんて風潮は論外だしじゃんじゃん子育てに参加してもらうべきだなと再認識。だって身体の負担がなんにもないんだから。育児も家事も実は力仕事ばかりだしね。


妊婦になるまでこんなに文字通り生き辛いだなんて知らなかったし、体感しないと本当にわからない。わからないのも仕方ないが、幸せそうな素材ばかり使ってる広告にも問題がある気がする。あれだけ妊婦さん関連商品で聖母の微笑みな商材使ったらそりゃ世の中、妊婦さん=ずっと幸せで元気みたいな印象になるわけだ。私もそう思っていた。大間違いだった。


まる半年間妊婦生活を続けていたら、これらの症状が一切ない健康で身軽だった頃の感覚を忘れてしまったけど、我が子に会えてこれらの不快症状から解放されるまであと少し。


2カ月なんて、あとほんの少し。頑張ろう。

あ〜〜しんど!!!

妊娠後期28w 注意力散漫

後期妊婦やばい。

いや…私がボッケボケなだけかもしれないが、連日怒涛のミスが起きている。

スープを作って小皿によそったら落としてシンクにぶちまけて火傷しかけたり、ベットから起き上がろうとしたらお腹の大きさと重心に慣れなくて落下し尻を強打したり、買い物中食材を一つだけ買うつもりだったのになぜか同じものを二つ買っていたり…。

妊娠前したこともないウッカリミス多発すぎて、妊娠中は脳が5%萎縮する説は真実だと思った。


加えて、メンタリティの不安定さがやばい。中期は比較的安定していたし(※旦那帰省にいい歳こいて、い〜やだ〜!と駄々をこねた日を除く)初期の号泣はつわりが辛すぎたからという理由付きだし、わけもわからず小さなことでいちいち落ち込んだりグズグズに泣いたりすることなどなかったのに、後期に入ってから些細なことでどん底に落ち込む。イラつく。幸いにも理性が壊れかけのブレーキをかけていて未だ人にぶつけず済んでいるけれど、負の感情が心の底に深い根を張ってどんどん腐っていく。何度も心の中をほじくり返してその度に勝手に傷つく。客観的に見てメンヘラである。

勘弁してくれ。


妊娠中一生分のげっぷ、よだれ、痰を出したと思うけれど、大人になってからの涙タンクも使い果たすような気がしている。

泣くというのはデトックスなので時々流す分には悪いことではないのだが、こうもどうだっていいことでぐらんぐらん感情が浮き沈みすると本当に疲労感がハンパない。


産後のホルモンバランスの急激な変化はコレの比ではないのだろうなぁ。大丈夫かな。その時にはブレーキが大破してそうだ。産後鬱にならないといいのだけど…。


そして後期によく聞く腱鞘炎になる、というのが何故なのか分からなかったが、実際なってみて理解した。

お腹が重いことで逐一身体を腕で支えるようになるから肘から下への負荷がすごい。

痛い。けど妊婦湿布貼れない。


妊娠後期、物理的に辛すぎる。

妊娠中期27w 安定期の終わり

27wに入ってからガラリと身体の調子が切り替わった感じがした。一応まだギリギリ安定期範囲内なのに、後期になったらなりやすいと聞いていた症状が一気に押し寄せてきたというか。


・やたらと暑い

・夕飯後〜就寝前に胃酸が食道あたりを逆流しかけてる気配

・左側が坐骨神経痛フラグ


暑さは彼岸まで、を体現するかのように外気温はすっかり秋に向かって下がろうとしているのに、とにかく暑くて寝汗がやばい。過ごしやすい気温なはずなのにクーラーがやめられない。夜トイレで目が覚めると下着や首の裏がびしょびしょになってるので風邪をひかないように毎度着替えているけど特に胸元の汗が凄まじいのでミニタオルを突っ込んで寝るようになった(……)まだなんだかんだと暑い日があるから故なのか、本格的な秋模様になっても暑がるのかわからないけど、臨月が真夏の人は辛い、という意味が少しだけわかった気がした。後期目前でこんなになのだから臨月ならさぞ暑いことだろう…。


そして胃酸の逆流。これが本当に最悪である。つわり後からずっとげっぷが続いているわけだが、最近夕飯後になるとげっぷが熱く感じるのだ。これのせいでやや枕を高くして、都度身体を起こし慎重にげっぷをする羽目になっている。

本格的な逆流性食道炎は胃酸が喉元まで上がってしまうから常時喉と食道が酸にやられてヒリヒリするらしい。人によっては吐き気まですると。流石にそのレベルまでは至っていないけれど、夕飯後の消化能力がガクンと衰えているのを感じる。日中まではなんともないんだけどなぁ…。


例えば昨晩はいつもの野菜小鉢+1つだけシュウマイを食べたところ、寝る直前までずっとシュウマイの気配がする熱いげっぷが止まらなかった。野菜より肉の方が消化が遅いとはいえ別にニンニクが入ってるわけでもない普通のシュウマイなのに。もはや夕飯は野菜小鉢しか食べるなというお告げなのだろうか…ますます食の楽しみが失せる…。

夕飯数時間前のおやつタイムには胃もたれするようになってきたので、お昼ご飯の最後におやつを取るようになった。

これだけお腹が大きくなってきたのだから心臓肺胃がギュウギュウに押し込められてきてるのもわかるけれど、お腹が下がる臨月までまだあと2ヶ月間もあるのにもうこんな症状が出るなんて…。


本当に、妊娠中の体調はことごとく、おもてたんとちがう!だらけだ。

妊娠中期27w 骨盤ベルト

ゼエハアゼエハア…。

う、嘘でしょ…というくらい歩けなくなってきた。15分歩くとマラソン走った後なみに動悸息切れがやばい。

もう一段階お腹が大きくなったのか、皮が重力に引っ張られているような感覚がある。張ってるのかそうじゃないのかわからなくなるし、実際固くなりやすくなったような気が。

まだ一応あと1wは安定期のはずなのだけど、もはや安定期終わった感が半端ない…。

ふ、と鏡を見るとまるで新幹線の顔みたいに前にドーン!と突き出していて、そりゃこんだけ大きくなれば重力に負けるよね…としみじみ。

このままじゃいかん!ということで今更ながら、骨盤ベルトデビューをした。

西松屋で産後も使えるタイプのものと、パジャマの時に使えるパイル生地のふわふわしたものを購入。

以下、感想。


パイル生地→効いてるか正直わからないけど、お腹はとても温まる。これからの時季にぴったりかも。


骨盤ベルト→凄すぎる。装着していると歩きやすさが全然違う!!何故もっと早く買わなかったのか……


どちらもトイレの度外すのが面倒すぎるから、用を足す時にささっと脱げるパンツタイプのものにすればよかったかなとちょっと思ったけど、そっちはそっちでずっと締め付け感ありそうで…どうなんだろうか。とにかく骨盤ベルトは本当に楽だ。自宅に帰って外すとあまりの重さにびっくりする。それくらい違う。


食べる量は変わっていないのに歩かない日は少しずつジリジリ体重が増えていくようになってきたので、歩かないわけにはいかない。が、外出した日の息苦しさ寝苦しさといったら…。

最終的にベビーさんが今の3倍重くなるとか想像つかない。きっと臨月の頃この日記を読み返してHAHAHAまだまだ甘いわご冗談を…とか思うに違いない。


すでに生き辛なのにどうなってしまうんだ。

妊娠中期26w 枯渇

現代社会では塩分が足りなくなるということはまずない。何故なら外食やコンビニ食などありとあらゆるものが高塩分だからだ。

確か健康的な塩分の目安は6g/日だった気がするけれど、ラーメンや長崎ちゃんぽんのようなメニューは一人前一食で軽々6gを超えてしまう。

なので、今までの人生で身体から塩分が足りなくなることなんて、夏場大量に汗をかきすぎた時くらいのものだった。


しかしここへきて、突然猛烈に脳が塩分を欲して我慢できなくなるという未知の現象が発生。2ヶ月も続いているシュガー症候群を押しのけてまで塩分のことしか考えられなくなり、またホルモンバランスの影響とやらが!?と狼狽えたが、違った。


そう。単に、毎日の食事に塩分がまったく足りてなかった。


ひとつ前の日記で糖質についてあれほど神経質になっていたにも関わらず塩分のことはなにも考えていなかったのだ。

スカポンタンである。

結果、唐突に身体が塩分を求めて気が狂いそうなくらい抑えが効かず、緊急で夜中にポテチを貪るはめに…。何という不良妊婦。あぁ糖質が…こんな夜中に…などと言ってる場合じゃないくらい危険信号だった。しかも食べたらストンと症状が落ち着いたのだからよっぽどだ。情けない。


思い当たる節は大ありだった。あまりにもルーチンな食事をしすぎていて、感覚が麻痺していた。まともな塩分摂取といったら夜の野菜にかけるマヨネーズかドレッシングくらいのもので、最悪2g/日くらいしか採れていない日もあったと思う。しかし最近ブロッコリーが高いのでトマトを増やし、正直トマトは何もかけずとも美味しく食べやすいので貴重なドレッシングの塩分さえ摂るのをやめていた。

そりゃ……枯渇しますわ!

たんぱく質枠で時々魚を焼いたり鯖の味噌煮を食べたらめちゃくちゃ美味しく感じるわけだ。身体は塩分を求めていた。


そろそろ後期に入るのに浮腫みやこむら返りとは無縁だなぁ?くらいにしか思っていなかったけれど、浮腫むほどの塩分がなかっただけである。バカめ。


今日から夕飯には味噌汁かスープを取り入れて塩分を確保しようと誓った。

食事が量も種類もまともに食べれないゆえの弊害がまさか塩分にまで至るだなんて……あぁ、早く、なにも考えずに好きなものを好きなだけ食べれるようになりたい…。

妊娠中期26w 妊婦に必要な栄養素

妊娠中ベストオブベストなのはやはりモリモリバランスよく食べることだと思う。

インスタにタグつきで載ってるような一汁三菜って感じのめっちゃボリューミーなやつ。

毎日毎食あんなに作るの凄いな!と思うようなやつ。食べれる人は食べるに越したことはないのである。


私の場合。つわりがまだ本格化していなかった頃に買った妊婦用献立本が、見事に本棚でほこりを被っている。

 

………。


安定期に入った時改めて眺めてみて、こんなに量食べれるかボケ!!!!と諦めた結果である。妊婦関連の本やアプリにことごとく記載されてある、バランス良くモリモリ食べることの素晴らしさ。

わかってる。わかっているとも。

しかしそれが出来るのは胃強系妊婦だけなのだ。私のような胃弱妊婦は食べれないから食べれないなりに質で頑張るしかない。胃が弱かろうがベビーさんに栄養を送らねばならない。


食べれないゆえに、母親世代の淑女から「しっかり量食べないとダメじゃない!赤ちゃんに栄養がいかない!かわいそう!」などと言われる度にブチギレそうになる日々を懸命に耐えている。わざと食べないみたいに言わないでいただきたい。食べれるならウッヒョー!!白米ウマー!!と笑顔で食べたいわい。


そこで妊娠前体力作りのため筋トレしていた頃の知識を元に、食べれない妊婦なりの栄養補給方法を考え実践している。


筋トレは合理的に数字がなんぼの世界だ。

どの栄養素を最適なタイミングで必要量摂取するか、というのが重要なので、栄養はお野菜からじゃないと~とかそういうのは別段ないのである。当然のように補助食品やサプリメントで補うようなボディメンテナンスをする。なので昼以外の食事メニューを一定かつほぼ毎日同じ時間帯に食べることにした。


☆朝

バナナ牛乳スムージー300mlでサプリメントを飲み干す+豆乳かけた糖質オフフルグラ

サプリメント葉酸ビタミンB1、ビタミンC、ヘム鉄、カルシウム+マグネシウム


☆昼

自由枠(米が食べれないので大体野菜サンドイッチか麺)+LG21糖質オフドリンクタイプ(なんとなく胃に良さそうだから)


☆おやつ

オリゴ糖をかけた無糖無脂肪ダノンヨーグルト+好きなお菓子


☆夜

ブロッコリー+トマト+ヘルシーで高たんぱく質な食材


ちなみに私の妊婦胃袋は小皿いっぱいで満腹になる雑魚っぷりである。世でいうインスタ映えな妊婦ご飯のたった一食分を一日かけて食べれるかどうかというところ。

でもこれを毎日繰り返して今のところ浮腫やこむら返り貧血もなく血液検査や尿検査に引っかからずことなきを得ているから、もうこれで良いのだ。


毎日摂取してるものだけで一日に最低限どれくらいの栄養をとってるかというと、妊婦が特に採るべきと厚生労働省がHPで推奨している栄養素の目標値はちゃんと採れている。正確に計算したら牛乳を飲みまくっていたからかカルシウムだけ推奨の倍近く摂っていた。骨の丈夫な子になると良いな。

 

一日の糖質は妊婦なので最大150gまでを限度に考えている。ルーチン食で約70gの糖質を取っているので、昼ごはんとおやつを合わせて80gまで糖質を摂れるという計算。つまり朝夜で必要な栄養素を補えばおやつは比較的好きなものを食べれるようになる!


シュガー症候群は人を動かす……おやつのために手段を選ばない思考回路怖い。